都内某日、インストラクターによる保育園での先生向け講習を行ってきました。
先生たちの顔出しNGのため今回は撮影なしで指導を行いました。
※プライバシーの観点から文章のみの説明となる点をご容赦下さい。
今回ご依頼のあった保育園は都内でも一般的に治安が悪いとされる地域の園となり、先生達の訓練を希望されているということで我々でお引き受けしました。
現地到着した後は、防犯設備士と施設警備の資格を保有するインストラクターと現役某官公庁施設を警備するインストラクターにより敷地と建物を先生と一緒に視察。
・過去どのような事件や事案、または危ない場面があったか?
・現在の対策は?
・これから起こりうる脅威はあるか?
などをお聞きするところから始まり
先生達も限られた時間の為、さっそく挨拶を済ませ座学を行いました。
次にインストラクターが犯人役となり襲撃実演。
身長180㎝100㎏を超えるインストラクターが手加減なしで暴れます。
今回お邪魔した保育園はとても防犯意識が高くさすまたを用いた男性職員の方は本気で押さえ込もうとしてくれたのが伝わりました!
とは言え現実はかなり厳しいことを実際に体験してもらい、さすまたのメリットとデメリットをお伝えし、他の有用性のある技法などをお伝えしました。
また女性職員にも参加者には必ず一人一人にトレーニングしてもらいました。
次いでこの日に行ったのは基本の動き。
いつ、どの職員が子どもを守るために不審者あるいは犯罪者と対峙するかはわかりません。
男性職員でないかもしれないし、一人かもしれない。
そんな時は基本を知らなければ対応が後手後手に回り自分の身が危うくなります。
もし自分がやられてしまった場合はその後誰も守る人はいません。
先生達ほど護身術が必要であると自知護身では考えています。
とは言えいきなり難しい技を教えても明日には忘れてしまうもの。
なので基本の足の動きや、脅威者が近づいできたときの手の位置や咄嗟の動きなどに重点を置きトレーニングしました。
基本を知っているか知らないかでは結果に大きな差が生まれます。
こうしてあっという間に時間は過ぎ講習は終了しました。
園長先生からもお褒めの言葉を頂き我々インストラクターも大変嬉しく思いました。
こういった訓練は防災訓練と同様定期的に行わなければ身につきません。
また日々の繰り返しが大事です。
ですが一番大事なのは、まずは知ることからです。
助かるかどうか、守れるかどうかはその場になってみないと分からないことは多いですが、助かる確率を上げるのは訓練以外にはありません。
なので自知護身はその確率を上げるために全力で指導を行っていきます。
「年に一度は必要ですね」と園長先生もおっしゃって頂いていたので、是非また指導させて頂きます。
そして他にも指導が必要な団体、学校、施設の関係者の方がいましたら、自知護身ではまだ講習できる枠の空きがありますのでご連絡下さい。