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2020.06.19 |ブログ

掴まれた時のセルフディフェンス【決定版】

目次

はじめに

今回は掴まれた時の護身術の概要をお伝えします。

掴む…それは人間の本能的な動きであり、衝動的な行為でもあり、相手が意図して行う時もあります。

例えば相手が怒ってその敵意がこちらに向けられている時など
・傷つけようとしている場合
・どこかに連れ去ろうとしている場合
・その場に抑える、動けなくさせる場合

などなど、目的に応じて様々ですが
リアルな護身の現場において掴まれるケースは少なくありません。
掴まれた状態が長引くとどうなるか?
それは高い確率で転倒することが多いです。
転倒すると身を守る側としては非常に危険です。
なぜなら体重差が顕著に関係してくるのと、テクニックもより難しくなり、対複数だと完全に部が悪くなります。

では実際に掴まれそう、掴まれた場面でどのようにすれば良いか?その点について解説していきます。
尚、具体的な例については動画を掲載しますが、その限りではありません。
また、本来は周りを見ることと巻き込まれない事、真っ先に逃げる事が最優先となりますのでそこは大前提として省略してご説明していきます。

掴まれる前にすること

護身術を学びたいと考えている方の多くは、
「掴まれたらどうする?」
「抱きつかれたらどうする?」

~されたら、ということを考えがちですが
一番最初に大事なのは

“させないこと”

つまり今回のテーマでは
“掴ませないこと”

です。
これは誤解しやすいところですが
護身術は後手に回ると非常に危険で、現実は大変苦戦します。
それでも最悪の場合に備えて護身術の型をトレーニングするわけですが
まず掴まれそうなら、
“手首なり衣服等を掴ませない”
これを徹底して下さい。

中にはわざと掴ませる技術もあることは確かですが、素人や我々一般人がやるには大変リスキー(相手が次に何をするか、何を隠し持ってるかわからない)です。

なのでまずは第1段階、掴ませないことを徹底します。

これはある種、警察官の所持している拳銃を第三者に奪われない技術と通じると考えます。
海外の警察官が最初の段階で学ぶ内容は、取られてからの対処ではなく自分の拳銃を取られないようにすることです。

とられてからではなく、とられないようにどうするか?
ここが非常に大事になります。

護身アイテムの準備

画像提供㈱エスエスボディガード

さて次は相手が接近する前の話です。

可能であれば女性や力やテクニックに自信のない方は催涙スプレー等の護身アイテムの携行をしておきます。(※銃刀法や軽犯罪法に注意して下さい。また、職務質問等で明確に所持の目的や正当な理由を答えられるようにしましょう。)

相手が明らかに自分か近づいてきた段階で護身アイテムの使用の可能性を視野に入れます。

掴まれてからの護身アイテムの使用はトレーニングを積んでいてもかなり厳しいものになりますのでご注意下さい。

そして明らかに明確な敵意や脅威が迫って来たと判断したら護身アイテムを即座に使用します。

躊躇していけません。
また、持っているだけで安心してしまう方が中にはいらっしゃいますが、

・携帯する位置
・すぐに取り出せるか
・使い方を把握してるか
・習熟度
などなど

日頃から意識し、たまにでも良いのでトレーニングをしておくことが大事です。

掴まれてしまったら

これら準備をしてもなお、掴まれてしまうこともあるでしょう。

自身の不注意であったり
予期せぬ状況というのは無きにしもあらずです。

そのような場合には
“まずは離脱をすること”

こちらが重要になります。
世の中には様々なテクニックがあり、中には掴まれた際に打撃を即座に加えるところもありますが、過剰防衛に注意して下さい。

あくまで身を守るという護身の観点でいくと最優先は「反撃」ではなく「脱出」です。

また、これは戦術的にも同じことが言え
掴まれる、という行為は相手に一歩アドバンテージ(優位性)を与えてしまうので突然襲われた私たちは不利な状態からのスタートになってしまいます。

その際に行う選択肢として有効な手段として、“距離を取って逃げる”というものがあります。

これは一時的に撤退しリセットすることによって体勢を立て直し、不利な展開を避けるというメリットがあります。

逃げることを恥と思わないで下さい。

掴まれた際の実際のテクニック例

何度も繰り返しますが
大事なのは、掴まれないことです。
真っ先に逃げて下さい。

それでも掴まれてしまった最悪の場合に
脱出成功の確率を上げる為のテクニック例になります。

画像だと長くなってしまうので
是非動画でご覧ください。

衣服やカバンを掴まれることもある

当然、手首や肩だけではなく衣服やカバンを掴まれることもあるでしょう。

しかしながら材質や形状によっても強度や状況は変わってしまうため
一概にどうとは言えませんが

衣服の場合は破れることを覚悟しておいて下さい。
また、カバンも取っ手の部分が切れる可能性は十分にありますし、中身が全部こぼれ落ちることもあるでしょう。

カバン等の持ち物であれば、命より大事なものが入っていなければ無闇に抵抗せず、一度相手に渡してしまうということも頭に入れておきましょう。

命より大事なものは、そうありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、よくある掴まれた状態の脱出方法(エスケープ)などではなく
それより遥か以前の考え方や注意すべき点についてお話してきました。

具体的脱出法はやはりブログや動画を見ただけでは習得に時間もかかるため、

“巻き込まれないようにすること”
“掴まれないようにすること”

を最優先として覚えておいて下さい。
万が一巻き込まれてしまった場合は

“護身アイテムの使用”
“所持品は手放すことを視野にいれる”
“最終的に護身術(テクニック)の行使”

“そして護身テクニックは躊躇しない”

ということが大事になります。
もし具体的な方法が知りたければ私たちがお教えしますし、問い合わせフォームから質問して頂いて構いません。

皆様が安心して暮らせるように
私たち自知護身は願って止みません。

以上となります。
ご覧頂きありがとうございました。